オンデマンド版 新日本書紀列伝2
柿本人麻呂秘史
地球星系社刊
改訂一版 2020年11月19日発行
キンドル版もあります。
この『柿本人麻呂秘史』は、梅原猛氏の『水底の歌』『歌の復籍』の研究成果を継承した上で、柿本人麻呂という歴史上著名な人物について、万葉集、日本書紀、続日本紀などを読み解くことでその人生をたどりつつ、一人目の妻、明日香皇女との恋の顛末、そして、その子、躬都良、二人目の妻、依羅娘子の出会と別れ、人麻呂刑死の原因等を含む柿本人麻呂にまつわる謎の数々を解明し、柿本人麻呂にまつわる秘された歴史と柿本人麻呂の生涯の全貌を明らかにする。
目次
第一章 孝徳帝の代
──誕生──人麻呂の誕生/人麻呂の出自
第二章 斉明帝の代
──少年時代──第三章 天智帝の代
──青年時代──白村江の戦い/近江遷都と天智天皇の即位/人麻呂の天智朝出仕/天智天皇陵
第四章 弘文帝の代
──壬申の乱──大友皇子の即位/白鳳年号/三関/挙兵決意/弘文天皇陵
第五章 天武帝の代
──デビュー──大舎人制/朱雀年号/人麻呂の出仕/十市皇女と阿閉皇女の伊勢参宮/吉野の盟約/人麻呂のデビュ─/人麻呂の声かけ/天武朝政治の総括的段階/八色の姓
第六章 持統帝の代
──宮廷歌人の結婚──大津皇子の変/ 天武天皇の葬送/草壁皇子の死/黒作懸佩刀/持統天皇即位/草壁皇子の墓/人麻呂の求婚/泊瀬の家/川嶋皇子の死/幸福な結婚生活/天皇譲位
第七章 遣唐使と古事記
・1 刑死の原因・2 刑死への道程
死の知らせ/泣血哀慟歌/明日香皇女が妻である理由/忘れ形見の娘の死/瀬戸内海西行/狭岑の島/辞官の申し出と結果/油谷の楊貴妃伝説
・3 鴨山での死第八章 いろは歌
・1 刑死の伝達・2 刑死の波紋
第九章 人麻呂の子
・1 隠岐伝承・2 平城京にて
柿本人麻呂年譜
参考文献